輝ける碧き空の下で 第一部(上)(新潮文庫)

北杜夫/著
配信開始日: 2013/09/06
価格:517円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カガヤケルアオキソラノシタデ0101シンチョウブンコ
シリーズ名: 輝ける碧き空の下で
紙書籍ISBN:978-4-10-113134-4
明治四十一年、第一回ブラジル移民船笠戸丸がサントスに入港した。過酷な自然と厳しい労働に苦闘する移民を描く大河小説第一部。
明治四十一年、第一回ブラジル移民七百九十一名を乗せ笠戸丸がサントスに入港した。夢と希望に満ちた彼らを待ち受けていたのは、苛酷な自然と厳しい労働だった――。大農場で農奴にひとしい生活を送る井原・山口家の人々。色々な職業を転々とする香山六郎。農場主に支配されない日本人入植地を夢みる平野運平。紺碧の空の下、苦闘する初期移民の姿を描いた構想十余年の大作第一部。

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北杜夫(キタ・モリオ) プロフィール

(1927-2011)本名・斎藤宗吉。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞。

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