戦犯の孫―「日本人」はいかに裁かれてきたか―(新潮新書)

林英一/著
配信開始日: 2014/08/22
価格:660円(税込)
新潮新書
歴史学 日本史 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:センパンノマゴニホンジンハイカニサバカレテキタカシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610556-2
罪をいつまで背負わなければならないのか。「東京裁判」から「靖国参拝」問題までの根源に迫る。
「戦犯」の末裔たちはどのように生きてきたのか。敗戦で個人に背負わされた“黒い烙印”は、その一族にどのような影響を与えてきたか。東条英機、土肥原賢二、広田弘毅、東郷茂徳という「A級戦犯」の孫たちの生々流転から、アジア地域での知られざる「BC級戦犯」の生き様までを掘り起こし、戦後から現在まで「国家と個人」の狭間で苦悩する末裔たちの宿命を、若き俊英が丹念な調査のもとに活写する問題作。

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林英一(ハヤシ・エイイチ) プロフィール

1984年、三重県生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。一橋大学博士(社会学)。2025年7月現在、二松学舎大学文学部歴史文化学科准教授。インドネシア残留日本兵の研究で日本学術振興会育志賞受賞。著書に『残留日本兵の真実』『東部ジャワの日本人部隊』(ともに作品社)、『皇軍兵士とインドネシア独立戦争』(吉川弘文館)、『残留日本兵』(中公新書)、『戦犯の孫』(新潮新書)、『残留兵士の群像』(新曜社)など。

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