戦犯の孫―「日本人」はいかに裁かれてきたか―(新潮新書)
新潮新書
歴史学
日本史
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作品カナ:センパンノマゴニホンジンハイカニサバカレテキタカシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610556-2
紙書籍ISBN:978-4-10-610556-2
罪をいつまで背負わなければならないのか。「東京裁判」から「靖国参拝」問題までの根源に迫る。
「戦犯」の末裔たちはどのように生きてきたのか。敗戦で個人に背負わされた“黒い烙印”は、その一族にどのような影響を与えてきたか。東条英機、土肥原賢二、広田弘毅、東郷茂徳という「A級戦犯」の孫たちの生々流転から、アジア地域での知られざる「BC級戦犯」の生き様までを掘り起こし、戦後から現在まで「国家と個人」の狭間で苦悩する末裔たちの宿命を、若き俊英が丹念な調査のもとに活写する問題作。
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林英一(ハヤシ・エイイチ) プロフィール
1984(昭和59)年、三重県生まれ。慶大卒。日本学術振興会特別研究員・慶大SFC訪問研究員兼非常勤講師・早大OAS招聘研究員・大経法CAPP客員研究員。著作に『残留日本兵の真実』『皇軍兵士とインドネシア独立戦争』『残留日本兵』など。