人類が永遠に続くのではないとしたら

加藤典洋/著
配信開始日: 2014/12/12
価格:2,024円(税込)
単行本
哲学・思想 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ジンルイガエイエンニツヅクノデハナイトシタラ
紙書籍ISBN:978-4-10-331212-3
わたしは過去のことを考えるほど、未来のことを考えていただろうか?
3・11による福島原発事故が引き起こしたのは、本質的には誰にも「責任をとりきれない」という新しい事態だ。科学技術の、地球環境の、そして種としての人類の限界が露わになったいま、ポストモダンとエコロジー、双方の思想が見落としてきた「有限性」を足場に、生きることへの肯定をスリリングかつ緻密に語る決定的論考。

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加藤典洋(カトウ・ノリヒロ) プロフィール

(1948-2019)1948年、山形県生まれ。文芸評論家。東京大学文学部卒業。著書に『アメリカの影―戦後再見―』、『言語表現法講義』(新潮学芸賞)、『敗戦後論』(伊藤整文学賞)、『テクストから遠く離れて』『小説の未来』(桑原武夫学芸賞)、『村上春樹の短編を英語で読む1979~2011』『3.11死に神に突き飛ばされる』『小さな天体―全サバティカル日記―』ほか多数。共著に鶴見俊輔・黒川創との『日米交換船』、高橋源一郎との『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』ほか。

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