清張映画にかけた男たち―『張込み』から『砂の器』へ―

西村雄一郎/著
配信開始日: 2015/05/22
価格:1,760円(税込)
単行本
芸術一般 映画 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:セイチョウエイガニカケタオトコタチハリコミカラスナノウツワヘ
紙書籍ISBN:978-4-10-303935-8
10日で終わるはずだった佐賀ロケ。だが彼らは1ヶ月以上たっても帰ってこなかった。
ただの娯楽映画にはしたくなかった。松本清張の世界を徹底してリアルに描きたかった。野村芳太郎、橋本忍、山田洋次らは『張込み』にすべてをかけた。やがて彼らは、大ヒット作『砂の器』を生み、幻の映画『黒地の絵』へ……何かに打ち込むことがすべてだった「昭和」の日々を描く、情熱と哀惜のノンフィクション。

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西村雄一郎(ニシムラ・ユウイチロウ) プロフィール

ノンフィクション作家、映画・音楽評論家。1951年、佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオCM、ビデオクリップを演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により1990年に「佐賀新聞文化奨励賞」受賞。2001年公開映画『いのちの海』(原作・帚木蓬生)で脚本を初執筆(石堂淑朗と共作)。2003年にオープンした「映像ミュージアム」(埼玉県川口市)の総合監修を担当。佐賀新聞のコラム「西村雄一郎のシネマ・トーク」は連載36年を超え、新聞単独執筆連載の長期記録を更新中。現在、佐賀大学で教鞭をとる。著書『映画に学ぶビデオ術』(ソニー・マガジンズ)はフジテレビによって映画技術講座番組「アメリカの夜」としてテレビ化され好評を博した。『黒澤明 音と映像』(立風書房)は一部が翻訳され、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の教科書になっている。2010年、モスクワ映画祭の「黒澤明シンポジウム」に日本代表として招待され、講演を行なった。

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