マイクロバス

小野正嗣/著
配信開始日: 2015/06/12
価格:1,408円(税込)
単行本
純文学
作品カナ:マイクロバス
紙書籍ISBN:978-4-10-309071-7
すべてが土地の思惑通りに進んでいた――。圧倒的な幻視力と豊饒な語りが織り成す、土地と人間の、記憶の物語。
口のきけない青年は、入り組んだ海岸線に沿って、ただバスを走らせ続けることしかできなかった。まるで、世界を縫い合わせるかのように――。芥川賞候補となった表題作と、自身が人魚であると信じる老婆の物語「人魚の唄」を収録。寂れた漁村が特異な輝きを帯びる、神話的な二篇。三島賞受賞作家、渾身の野心作。

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小野正嗣(オノ・マサツグ) プロフィール

1970年、大分県生まれ。小説家、仏語文学研究者。「水に埋もれる墓」で朝日新人文学賞、『にぎやかな湾に背負われた船』で三島由紀夫賞、『九年前の祈り』で芥川龍之介賞受賞。訳書にV・S・ナイポール『ミゲル・ストリート』(小沢自然との共訳)、ポール・ニザン「アデン、アラビア」ほか。

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