謎とき『失われた時を求めて』(新潮選書)

芳川泰久/著
配信開始日: 2015/11/20
価格:1,232円(税込)
新潮選書
作品論
作品カナ:ナゾトキウシナワレタトキヲモトメテシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603770-2
「黒衣の女」とは誰か? プルーストが込めた芸術的野心と個人的な思慕とは?
『源氏物語』にも比せられ、『ユリシーズ』と並ぶ二十世紀最大・最強の長篇小説。しかし一万枚を超す長さと、文章の複雑さゆえに読み通すのが容易でない本。その真の魅力と、作家が隠蔽しつつも書き残した謎を、ヌーヴェル・クリティックの第一人者が初めて説き明かす。プルーストの姿を追って旅したヴェネツィアで見たものとは?

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芳川泰久(ヨシカワ・ヤスヒサ) プロフィール

1951年、埼玉県生れ。早稲田大学文学学術院教授。著書に『闘う小説家 バルザック』、小説集『歓待』、翻訳にシモン『農耕詩』、プルースト『失われた時を求めて 全一冊』(角田光代と共編訳)など多数。

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