立憲君主制の現在―日本人は「象徴天皇」を維持できるか―(新潮選書)

新潮選書
社会
政治
作品カナ:リッケンクンシュセイノゲンザイニホンジンハショウチョウテンノウヲイジデキルカシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603823-5
紙書籍ISBN:978-4-10-603823-5
「時代遅れ」な制度が今ますます機能している理由とは――?
日本の「象徴天皇制」をはじめ世界43ヵ国で採用されている君主制。もはや「時代遅れ」とみなされたこともあった「非合理な制度」が、今なぜ見直されているのか? 各国の立憲君主制の歴史から、君主制が民主主義の欠点を補完するメカニズムを解き明かし、日本の天皇制が「国民統合の象徴」であり続けるための条件を問う。
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君塚直隆(キミヅカ・ナオタカ) プロフィール

1967年東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、関東学院大学国際文化学部教授。専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。著書に『立憲君主制の現在』(2018年サントリー学芸賞受賞)、『ヴィクトリア女王』、『エリザベス女王』、『物語 イギリスの歴史』、『ヨーロッパ近代史』他多数。