フィツジェラルド短編集(新潮文庫)

フィツジェラルド/著、 野崎孝/訳
配信開始日: 2016/04/22
価格:649円(税込)
新潮文庫
諸外国文学 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:フィツジェラルドタンペンシュウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-206302-6
混迷の時代、倦怠の果て、たちのぼる男たちの色気――。【ロスト・ジェネレーションの寵児が紡いだ珠玉の六編】
抜群の感受性で時代の寵児となり、真摯に人生の理想を追った人フィツジェラルド。「人生は崩壊の過程である」となぜ彼は書くことになるのか。ニューヨークの上流家庭に生まれた青年アンスンを憧れと揶揄をもって描いた「金持の御曹子」、大恐慌後、パリに静かな悔恨と不屈の魂で佇むチャーリーに熱い思いを託した「バビロン再訪」等、彼自身と当時のアメリカを彷彿とさせて魅力的な6編。

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フィツジェラルド(Fitzgerald,Francis Scott) プロフィール

(1896-1940)ミネソタ州セントポール生れ。第1次大戦に志願、陸軍少尉として内地勤務の傍ら、プリンストン大学在学時から始めた創作にいそしみ、1920年『楽園のこちら側』を出版、絶賛を浴びる。以後、次々と発表した『ジャズ・エイジの物語』『すべて悲しき若者たち』『グレート・ギャツビー』等も喝采をもって受け入れられ、美貌の妻ゼルダとの絢爛たる私生活は注目を集め、“失われた世代(ロスト・ジェネレーション)”のヒーローとして君臨した。1929年恐慌前後の社会の変貌につれ、公私ともに破綻をきたし、起死回生の『最後の大君』執筆中に心臓発作で急死。

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野崎孝(ノザキ・タカシ) プロフィール

(1917-1995)青森県弘前市生れ。東大英文科卒。名訳で知られるサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』、フィツジェラルド、バース等の訳書がある。

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