魔の山(下)(新潮文庫)

トーマス・マン/著、 高橋義孝/訳
配信開始日: 2017/05/26
価格:1,089円(税込)
新潮文庫
ドイツ文学
作品カナ:マノヤマ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 魔の山
紙書籍ISBN:978-4-10-202203-0
人間存在の根源を追究した、「ファウスト」「ツァラトストラ」と並ぶ二十世紀文学屈指の名作。下巻。
カストルプ青年は、日常世界から隔離され病気と死に支配された“魔の山”の療養所で、精神と本能的生命、秩序と混沌、合理と非合理などの対立する諸相を経験し、やがて“愛と善意”のヒューマニズムを予感しながら第一次大戦に参戦してゆく。思想・哲学・宗教・政治などを論じ、人間存在の根源を追究した「魔の山」は「ファウスト」「ツァラトストラ」と並ぶ二十世紀文学屈指の名作である。

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トーマス・マン(Mann,Thomas) プロフィール

(1875-1955)ドイツ、リューベックに生れる。実科高等学校を中退し、火災保険会社の見習い社員となるが一年で辞め、大学の聴講生となる。1894年、処女短編「転落」を発表し、詩人デーメルに認められた。1901年『ブデンブローク家の人々。ある家族の没落』で注目を集め、以降、『トニオ・クレーゲル』『ヴェニスに死す』『マーリオと魔術師』など話題作を次々と発表。1924年、11年の歳月を費やして長編『魔の山』を完成させた。1929年、ノーベル文学賞受賞。他に『ワイマルのロッテ』『ヨゼフとその兄弟たち』『選ばれし人』等著書多数。

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