父と子(新潮文庫)

ツルゲーネフ/著、 工藤精一郎/訳
配信開始日: 2016/07/29
価格:693円(税込)
新潮文庫
ロシア文学 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:チチトコシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-201806-4
貴族的文化と民主的文化の思想的相剋を描き、新時代への曙光を見いださんとしたロシア文学の古典。
農奴解放前後の、古い貴族的文化と新しい民主的文化の思想的相剋を描き、そこに新時代への曙光を見いださんとしたロシア文学の古典。著者は、若き主人公バザーロフに“ニヒリスト”なる新語を与えて嵐のような反響をまきおこしたが、いっさいの古い道徳、宗教を否定し、破壊を建設の第一歩とするこのバザーロフの中に、当時の急進的インテリゲンチャの姿が芸術的に定着されている。

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ツルゲーネフ(Turgenev) プロフィール

(1818-1883)ロシア中部の大地主の家に生れ、母の領地スパスコエ・ルトビーノボ村で育つ。モスクワ大学、ペテルブルグ大学に学び、ベルリン大学に留学する。1843年に発表した長詩『パラーシャ』が激賞され、農奴体制下の農民の生活を描いた短編集『猟人日記』(1847-1852)で不動の名声を得る。明治期の日本にもいち早く紹介され、近代日本文学に大きな影響を与えた。

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