人生論(新潮文庫)

トルストイ/著、 原卓也/訳
配信開始日: 2016/07/01
価格:506円(税込)
新潮文庫
ロシア文学 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ジンセイロンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-206017-9
生命とは何か。幸福とは何か。ロシアの大文豪にして大思索家が到達した、究極の哲学的考察。
いっさいの自己愛を捨て、理性的意識に生きることによってのみ、人間は真の幸福を獲得することができる――人間いかに生きるべきか? 現世において人間をみちびく真理とは何か? 永年にわたる苦悩と煩悶のすえ、トルストイ自身のこの永遠の問いは、本書にみごとに結実した。誤ることのない鋭い観察力と、愛の直感と心の目で綴った、人生についての内面的、哲学的な考察。

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トルストイ(Tolstoj,Lev N.) プロフィール

(1828-1910)19世紀ロシア文学を代表する巨匠。ヤースナヤ・ポリャーナに地主貴族の四男として育つ。ルソーを耽読し大学を中退後、暫く放蕩するが、従軍を機に処女作『幼年時代』等を発表、賞賛を受ける。帰還後、領地の農民の教育事業に情熱を注ぎ、1862年の幸福な結婚を機に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』を次々に完成。後、転機を迎え、「神と人類に奉仕する」求道者を標榜し、私有財産を否定、夫人との不和に陥る。1899年『復活』を完成。1910年、家出の10日後、鉄道の駅長官舎で波瀾の生涯を閉じた。

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