雪の音 雪の香り―自作への旅―(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ユキノオトユキノカオリジサクヘノタビシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-113511-3
紙書籍ISBN:978-4-10-113511-3
“創作の秘密”を惜しげもなく披露して、三浦文学の世界へと読者をいざなう幻の案内書。
故郷を舞台にした作品の多さが、故郷への思いの深さを物語る―自作の中から、郷里・八戸市周辺を舞台にした作品23篇を選び、一篇一篇、著者自らが愛情を込めて回顧する。作品が描かれることになった経緯は。執筆中の思いは。“創作の秘密”を惜しげもなく披露して、おのずと自伝的小説のような趣をなす小文集。独特の透明な世界へと読む者をいざなう、三浦文学最良の案内書。
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三浦哲郎(ミウラ・テツオ) プロフィール
(1931-2010)1931(昭和6)年、青森県八戸市生れ。日本芸術院会員。早稲田大学を中退し、郷里で中学教師になるが、1953年に再入学。仏文科卒。1955年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、1961年「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。主著に『拳銃と十五の短篇』(野間文芸賞)、『少年讃歌』(日本文学大賞)、『白夜を旅する人々』(大佛次郎賞)、『短篇集モザイクI みちづれ』(伊藤整文学賞)等。また短篇「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞を二度受賞。2010(平成22)年8月29日没。