美の考古学―古代人は何に魅せられてきたか―(新潮選書)
新潮選書
歴史学
考古学
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作品カナ:ビノコウコガクコダイジンハナニニミセラレテキタカシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603780-1
紙書籍ISBN:978-4-10-603780-1
石器・土器・古墳の「美」とは何か? 新たなる人類史の試み。
60万年前のホモ・ハイデルベルゲンシスの石斧に始まり、縄文・弥生土器、古墳に至るまで、考古学は物の機能や技術面しか見てこなかった。だが、じつは「美」こそが、いにしえの人びとの在りかたを方向づけてきたのだ。物に託された数と図形、色や質感などを切り口に、人の心の動きと社会の変遷とを重ね合わせる画期的論考。
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松木武彦(マツギ・タケヒコ) プロフィール
1961年、愛媛県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。岡山大学文学部教授を経て、現在、国立歴史民俗博物館教授。専攻は日本考古学。モノの分析をとおしてヒトの心の現象と進化を解明し、科学としての歴史学の再構築を目指している。2008年、「全集日本の歴史1 列島創世記』(小学館)でサントリー学芸賞受賞。他の著書に「進化考古学の大冒険』(新潮選書)、『古墳とはなにか―認知考古学からみる古代』(角川選書)、『未盗掘古墳と天皇陵古墳』(小学館)などがある。