神様が降りてくる(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カミサマガオリテクルシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-142225-1
紙書籍ISBN:978-4-10-142225-1
孤高の作家・榊の前に運命の女が現れる――白川ロマン、ここに極まる!
「フィル・トムスをご存知ですね」収監された過去を持つ孤高の作家・榊の前に現れたのは、囚人仲間フィルの娘、里奈だった。親と子ほど年の離れた二人は強く惹かれ合い、フィルが残した謎を探るべく、共に沖縄へと向かう。そこで待ち受けていたのは、葬られた戦後沖縄の真実と、当時を生きた若者たちの哀しき物語だった。全身全霊を捧げた愛。壮絶な運命。白川ロマン、ここに極まる。
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白川道(シラカワ・トオル) プロフィール
(1945-2015)北京生れ、湘南育ち。一橋大学社会学部を卒業後、家電メーカーや広告代理店勤務、旅行代理店経営などを経たのち、1980年代のバブル期に株の世界に飛び込み、大いなる栄光と挫折を味わう。1994(平成6)年、その体験を十二分に生かした『流星たちの宴』で作家としてデビュー。『海は涸いていた』『病葉流れて』『天国への階段』『終着駅』『世界で最初の音』など著書多数。『神様が降りてくる』を上梓の後、2015年、逝去。