甲子園は通過点です―勝利至上主義と決別した男たち―(新潮新書)
新潮新書
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作品カナ:コウシエンハツウカテンデスショウリシジョウシュギトケツベツシタオトコタチシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610920-1
紙書籍ISBN:978-4-10-610920-1
「メジャーを目指しているので、頑張るのはそこじゃない」。高校野球の現場で進む変化を追う。
二〇一九年夏、岩手県大会の決勝で大船渡高校のエース、佐々木朗希が登板を回避したことは、賛否の論議を呼んだ。それは突き詰めると、「甲子園にすべてを捧げる」か「将来の可能性を取る」かの選択に他ならない。「負けたら終わり」のトーナメント方式の中で、どう選手を守り、成長させていくのか。球数制限、丸坊主の廃止、科学的なトレーニングの導入など、新たな取り組みを始めた当事者たちの姿を追う。
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氏原英明(ウジハラ・ヒデアキ) プロフィール
1977(昭和52)年ブラジル・サンパウロ生まれ。スポーツジャーナリスト。奈良新聞勤務を経て2003年に独立。2003年の夏以降、甲子園大会はすべて現場で取材している。著書に『甲子園という病』、執筆協力に菊池雄星著『メジャーをかなえた雄星ノート』がある。