言論統制というビジネス―新聞社史から消された「戦争」―(新潮選書)
新潮選書
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歴史学
日本史
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作品カナ:ゲンロントウセイトイウビジネスシンブンシャシカラケサレタセンソウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603871-6
紙書籍ISBN:978-4-10-603871-6
「権力とメディアの癒着」――その原点は戦時統制にあり!
「軍部の弾圧でペンを折らざるを得なかった」は虚構だった。「報道報国」の名の下、部数を貪欲に追い求めた新聞社は、当局に迎合するだけの記者クラブを作り、唯一の統制機関「内閣情報局」に幹部を送り込んだ。そして、ライバル紙を蹴落とすために地方紙大合併を仕掛け……。戦争を利用し尽くしたメディア暗黒史。
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里見脩(さとみ・しゅう) プロフィール
1948年、福島県生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学。博士(社会情報学)。時事通信社記者、四天王寺大学教授、大妻女子大学教授などを経て、2021年8月現在は大妻女子大学人間生活文化研究所特別研究員。主な著作に『新聞統合 戦時期におけるメディアと国家』(勁草書房)、『ニュース・エージェンシー 同盟通信社の興亡』(中公新書)、『岩波講座「帝国」日本の学知』第4巻(共著、岩波書店)、『メディア史を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)など。