最後の読書(新潮文庫)

津野海太郎/著
配信開始日: 2021/08/30
価格:693円(税込)
新潮文庫
エッセイ・随筆 評論一般 図書・出版 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:サイゴノドクショシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-120282-2
いつまで読める? 稀代の読書人が軽やかに綴る本との付き合い最終章。読売文学賞受賞作。
目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ――。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子……。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新鮮なよろこびに満ちている。親しい仲間や敬愛する先達との別れを経験しながら、それでも本と出会い続けよう。本を読み、つくり、書いてきた読書人が、その楽しみを軽やかに綴る現状報告。読売文学賞受賞作!(解説・鈴木敏夫)

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津野海太郎(ツノ・カイタロウ) プロフィール

1938年、福岡生まれ。評論家・編集者・演出家。早稲田大学卒業後、劇団「黒テント」の演出に携わる。晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授、同図書館長などを歴任。著書に『滑稽な巨人――坪内逍遙の夢』(新田次郎文学賞)、『ジェローム・ロビンスが死んだ』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『花森安治伝――日本の暮しをかえた男』、『百歳までの読書術』、『読書と日本人』、『最後の読書』(読売文学賞)、『かれが最後に書いた本』、『編集の提案』ほか多数。

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