限界病院(新潮文庫)

久間十義/著
配信開始日: 2021/10/28
価格:880円(税込)
新潮文庫
文芸一般 経済・社会小説
作品カナ:ゲンカイビョウインシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-136878-8
過疎地域の公立病院の経営破綻危機。難題に立ち向かう三人の医師を描いた傑作医療小説。
北海道富産別市立バトラー病院は過疎化とともに経営が悪化し、市財政のお荷物と化していた。市長一派は民間譲渡も視野に入れた改革に手を付ける。医師・看護師の減給を決行し、赤字のままの予算案を市議会に提出。医師を供給してきた北斗医大はその無策に激しく反発する。東京からやってきた外科医城戸健太朗は新院長大迫佳彦と女医吉川まゆみとともに病院改革に乗り出していくのだが……。(解説・東えりか)

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久間十義(ヒサマ・ジュウギ) プロフィール

1953(昭和28)年、北海道生れ。早大卒。1987年、「マネーゲーム」で文藝賞佳作入選しデビュー。現実の事件に想を得た問題作を次々と発表し、ポストモダン文学の旗手として注目を集める。1990(平成2)年、『世紀末鯨鯢記』で三島由紀夫賞受賞。『魔の国アンヌピウカ』『オニビシ』等の文芸作品の他、『刑事たちの夏』『ダブルフェイス』『ロンリー・ハート』『笑う執行人 女検事・秋月さやか』等の警察小説・特捜検察ミステリー、『聖(セント)ジェームス病院』『生存確率』『デス・エンジェル』『禁じられたメス』等の医療小説、『狂騒曲』『黄金特急』等の経済小説、『祈りのギブソン』等のサスペンス・ホラーと幅広く活躍している。

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