管見妄語 失われた美風(新潮文庫)

藤原正彦/著
配信開始日: 2021/12/23
価格:605円(税込)
新潮文庫
エッセイ・随筆 ノンフィクション一般 社会 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カンケンモウゴウシナワレタビフウシンチョウブンコ
シリーズ名: 管見妄語
紙書籍ISBN:978-4-10-124820-2
今必要なのは英語ではない。惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感つまり「日本人の美徳」だ。
グローバリズムの進展により、ついには小学校で英語を教えるまでになった。このままではやがて、英語の発音が少しばかり良いだけの、無教養で薄っぺらな日本人で溢れることになる。今、必要なのは流暢な英語より教養。そして惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感、家族愛――つまり「日本人の美徳」である。国の愚策を憂い、故郷への想いに胸が熱くなる「週刊新潮」連載の名物コラム、ついに最終巻。(解説・伊与原新)

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藤原正彦(フジワラ・マサヒコ) プロフィール

1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。1978年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。著書に『遥かなるケンブリッジ』『父の威厳 数学者の意地』『心は孤独な数学者』『国家の品格』『この国のけじめ』『名著講義』(文藝春秋読者賞受賞)『ヒコベエ』『日本人の誇り』『孤愁 サウダーデ』(新田次郎との共著、ロドリゲス通事賞受賞)『日本人の矜持』『藤原正彦、美子のぶらり歴史散歩』『国家と教養』等。新田次郎と藤原ていの次男。

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