なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

松本清張/著
配信開始日: 2022/07/28
価格:781円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ナゼセイズガヒライテイタカショキミステリケッサクシュウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-110977-0
清張ミステリはここから始まった。圧倒的な出発点8編。没後30年記念出版。
ミステリには「清張以前」と「清張以後」がある――。巨匠の凄みを凝縮した初期の傑作8編。心臓麻痺で突然死した教員の机に開かれた百科事典には「星図」の項が。その意味を探る表題作のほか、清張ミステリの出発点「張込み」、新人俳優に舞い込んだ映画出演の顚末を描く「顔」、九州某県の市長急死の謎を追う「市長死す」など、誰もが持ちうる後ろ暗さや焦りを克明に描く本格推理短編集!(解説・日下三蔵)

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松本清張(マツモト・セイチョウ) プロフィール

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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