銀花の蔵(新潮文庫)

遠田潤子/著
配信開始日: 2022/10/28
価格:880円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ギンカノクラシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-104351-7
私がこの醤油蔵の当主になる! 運命を切り開く女性を描く、直木賞候補作になった傑作長編。
私は、この醤油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醤油蔵で暮らすことになった少女、銀花。蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。(解説・大矢博子)

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遠田潤子(トオダ・ジュンコ) プロフィール

1966(昭和41)年、大阪生れ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009(平成21)年『月桃夜』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10』第1位に、『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く。『冬雷』で第1回未来屋小説大賞を受賞。他の著書に『ドライブインまほろば』『廃墟の白墨』『銀花の蔵』『人でなしの櫻』『イオカステの揺籃』などがある。

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