安土往還記(新潮文庫)

辻邦生/著
配信開始日: 2022/11/25
価格:572円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アヅチオウカンキシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106801-5
乱世を生きる織田信長、その生の燃焼を謳い上げた傑作歴史小説!
争乱渦巻く戦国時代、宣教師を送りとどけるために渡来した外国の船員を語り手とし、争乱のさ中にあっても、純粋にこの世の道理を求め、自己に課した掟に一貫して忠実であろうとする“尾張の大殿(シニョーレ)”織田信長の心と行動を描く。ゆたかな想像力と抑制のきいたストイックな文体で信長一代の栄華を鮮やかに定着させ、生の高貴さを追究した長編。文部省芸術選奨新人賞を受けた力作。(解説・饗庭孝男)

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辻邦生(ツジ・クニオ) プロフィール

(1925-1999)東京生れ。1957(昭和32)年から1961年までフランスに留学。1963年、長篇『廻廊にて』を上梓し、近代文学賞を受賞。この後、芸術選奨新人賞を得た1968年の『安土往還記』や1972年に毎日芸術賞を受けた『背教者ユリアヌス』等、独自の歴史小説を次々と発表。1995(平成7)年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞受賞。他の作品に『嵯峨野明月記』『春の戴冠』等。

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