地中の星―東京初の地下鉄走る―(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
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作品カナ:チチュウノホシトウキョウハツノチカテツハシルシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-104741-6
紙書籍ISBN:978-4-10-104741-6
大隈重信に直談判し、渋沢栄一を口説き、地下鉄開業に夢を賭けた男の夢と波乱の生涯を描く傑作。
地下鉄を東京に走らせる。〈非常識〉な大事業を決意した早川徳次。経験も資金もゼロだったが、大隈重信、渋沢栄一を口説き、ついに上野―浅草間を開業する。日本初の自動改札機やATSを導入、日本橋三越本店直結の駅も作った。だが、ライバルが現れた。のちの「東急」の五島慶太である。地下鉄の路線をめぐる非情な戦いが始まった……。夢を追いかけた非凡な実業家の波乱の生涯を描く傑作。(解説・酒井順子)
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門井慶喜(カドイ・ヨシノブ) プロフィール
1971(昭和46)年群馬県生れ。同志社大学文学部卒業。2003(平成15)年、オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。2015年に『東京帝大叡古教授』、2016年に『家康、江戸を建てる』がそれぞれ直木賞候補となる。2016年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で日本推理作家協会賞、同年咲くやこの花賞を受賞。2018年に『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞。他の著書に『ゆけ、おりょう』『東京、はじまる』『地中の星』『信長、鉄砲で君臨する』『文豪、社長になる』など多数。