道の向こうの道

森内俊雄/著
配信開始日: 2018/06/01
価格:1,760円(税込)
単行本
文芸一般
作品カナ:ミチノムコウノミチ
紙書籍ISBN:978-4-10-321605-6
戦争の翳が色濃く残る大学時代。だが、そこにはたしかに文学があった――。
一九五六年、大阪から上京し、早稲田大学露文科に入学。最初の授業でこう言われる。「露文科の学生になったからには、もはや就職はあきらめたまえ」。米川正夫ら教授陣、李恢成など個性豊かな級友たち、著名な学者のコケティッシュな娘、親戚のような大家一家や愛情深い両親の姿……。自在なスタイルで描く自伝的連作集。

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森内俊雄(モリウチ・トシオ) プロフィール

1936年、大阪生まれ。早稲田大学ロシア文学科卒業。1969年『幼き者は驢馬に乗って』で文學界新人賞を、1973年『翔ぶ影』で泉鏡花賞を、1990年『氷河が来るまでに』で読売文学賞、芸術選奨を受賞。おもな作品に『骨の火』『短篇歳時記』『真名仮名の記』『梨の花咲く町で』、エッセイに『福音書を読む―イエスの生涯』『徒然草覚え書―明日の朝の光が射すまでに』、詩集に『空にはメトロノーム』などがある。

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