華のかけはし―東福門院徳川和子―(新潮文庫)

梓澤要/著
配信開始日: 2023/12/25
価格:1,045円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説 歴史小説−近世 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ハナノカケハシトウフクモンイントクガワマサコシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121185-5
二度と江戸の土は踏めぬ。天皇に嫁した家康の孫娘、和子の稀有な生涯を描いた大河小説。
家康の孫娘、和子(まさこ)は「徳川の血を引く天皇の誕生」という悲願のため、後水尾天皇のもとに入内した。二度と、江戸の土は踏めぬ――。一触即発の朝幕関係、待望した皇子の夭折(ようせつ)、夫帝の突然の譲位。次次と襲いかかる荒波を持ち前の天真爛漫(てんしんらんまん)さと芯の強さで乗り越え、彼女は両家の対立を超えた存在となってゆく。歴史上唯一、皇后となった徳川の姫の、稀有(けう)な生涯を描いた大河長編。『華の譜』改題。(解説・近藤サト)

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梓澤要(アズサワ・カナメ) プロフィール

1953(昭和28)年静岡県生れ。明治大学文学部卒業。1993(平成5)年、『喜娘』で歴史文学賞を受賞しデビュー。歴史に対する知的な洞察とドラマ性で、本格派の歴史作家として評価されてきた。執筆の傍ら、東洋大学大学院で仏教史を学ぶ。2017年、『荒仏師 運慶』で中山義秀文学賞を受賞。著書に、『捨ててこそ 空也』『方丈の孤月』『万葉恋づくし』『あかあかや明恵』『光の王国』『越前宰相秀康』『阿修羅』『百枚の定家』『夏草ヶ原』『遊部』『橘三千代』『画狂其一』『井伊直虎』等がある。

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