道徳を否む者
単行本
文芸一般
作品カナ:ドウトクヲイナムモノ
一人の現代の知識人が辿った遍歴の跡を語る、美しい魂の告白。
吉田健一氏が「きだ・みのる氏の一連の作品に見られる風刺や、教養の深さや、視野の広さがどこから来るかはこの『道徳を否む者』を読めば解るだろう。これは一人の現代の知識人が辿った遍歴の跡を語る、類例がない位美しい魂の告白である」と評した本作品は、著者の自伝的作品として、昭和三十年に発表され、大きな話題を呼んだ。