東京牛乳物語(新潮文庫)
新潮文庫
ドキュメンタリー
伝記・人物伝
作品カナ:トウキョウギュウニュウモノガタリシンチョウブンコ
今では当たり前に飲まれている牛乳には、ある家族の涙と笑いの歴史があった――東京の真ん中で牛と暮らした牛乳屋の四代記。
牛乳屋版・人生劇場!! 武士からトラバーユした初代。和田の娘に一目惚れ!の堅実な2代目。呑気な長男と、働き者の娘婿、どちらが家業を? 押し寄せる時代の波と格闘した3代目。今では当たり前に飲まれている牛乳が「薬」から「毎朝一杯!」になるまでの和田家4代の涙と笑いの物語。
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黒川鍾信(クロカワ・アツノブ) プロフィール
昭和13(1938)年東京生れ。明治学院大学大学院修士課程修了後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)留学。明治大学情報コミュニケーション学部教授。専門分野は英詩。主な著書に『東京牛乳物語―和田牧場の明治・大正・昭和―』(新潮社)、『高等遊民 天明愛吉―藤村を師と仰ぎ 御舟を友として―』(筑摩書房)、『旅に出よう 船で』(講談社 第10回日本自分史学会優秀賞受賞)、『木暮実千代―知られざるその素顔―』(日本放送出版協会)。なお『神楽坂ホン書き旅館』で第51回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。