剣は知っていた(三)(新潮文庫)
新潮文庫
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ケンハシッテイタ03シンチョウブンコ
シリーズ名: 剣は知っていた
シリーズ名: 剣は知っていた
喬之介と鮎姫の恋は無惨にも鮎姫の父・徳川家康の手で引き裂かれてしまう。
剣をとっては天下無双、美貌の眉殿喬之介の、憂愁をたたえながら、怨恨と名利を捨てて人間の真の幸福に生きようとする波乱の半生を、家康の娘鮎姫との清冽な恋をからませて描いた絶讃の時代小説の第三巻。喬之介と鮎姫の恋は鮎姫の父・徳川家康の手で引き裂かれてしまうが、深く結ばれた二人の心は、さらに烈しく求め合う。
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柴田錬三郎(シバタ・レンザブロウ) プロフィール
(1917-1978)岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951(昭和26)年、『イエスの裔』で直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し、1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、一大ブームとなった。狂四郎シリーズ以外の主な作品に『剣は知っていた』『赤い影法師』『運命峠』『御家人斬九郎』『剣鬼』『決闘者 宮本武蔵』等がある。