あの戦争は何だったのか(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
歴史学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:アノセンソウハナンダッタノカシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610125-0
紙書籍ISBN:978-4-10-610125-0
また巡ってくる8月――長い年月が経った今、本当に我々はその答えを見出したのだろうか? 新しい「昭和史の定番」。
戦後六十年の間、太平洋戦争は様々に語られ、記されてきた。だが、本当にその全体像を明確に捉えたものがあったといえるだろうか――。旧日本軍の構造から説き起こし、どうして戦争を始めなければならなかったのか、引き起こした“真の黒幕”とは誰だったのか、なぜ無謀な戦いを続けざるをえなかったのか、その実態を炙り出す。単純な善悪二元論を排し、「あの戦争」を歴史の中に位置づける唯一無二の試み。
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保阪正康(ホサカ・マサヤス) プロフィール
1939(昭和14)年北海道生まれ。ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。『東條英機と天皇の時代』『五・一五事件』『あの戦争は何だったのか』『昭和の怪物 七つの謎』『ナショナリズムの昭和』(和辻哲郎文化賞)、「昭和史の大河を往く」シリーズなど著書多数。