けものみち(上)(新潮文庫)

松本清張/著
配信開始日: 2008/05/01
価格:693円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ドラマ・映画・アニメ関連 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ケモノミチ1シンチョウブンコ
シリーズ名: けものみち
紙書籍ISBN:978-4-10-110969-5
人倫の道を踏み外したものがたどる〈けものみち〉とは。松本清張のベストセラー。
割烹旅館で働く31歳の成沢民子は、脳軟化症で回復の見込みのない夫・寛次に縛られた暮しを若さの空費と考えていた。彼女は赤坂のホテル支配人・小滝にそそのかされ夫を焼殺し、行方を絶つ。直感で民子を疑った刑事・久恒はその行方を追ううち、民子への欲望をつのらせ、政財界の黒幕・鬼頭の女になっていることを突き止める。人倫の道を踏み外したものがたどる〈けものみち〉とは。

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松本清張(マツモト・セイチョウ) プロフィール

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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