十九、二十(新潮文庫)

原田宗典/著
配信開始日: 2008/10/24
価格:440円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ジュウクハタチシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125421-0
僕は今十九歳で、あと数週間で二十になる。彼女にはフラれ、父が借金を作った。大学生・山崎の宙ぶらりんで曖昧な時を描く青春小説。
僕は今十九歳で、あと数週間で二十歳になる―。父が借金を作った。ガールフレンドにはフラれた。せめて帰省の電車賃だけでも稼ごうとバイトを探したが、見つかったのはエロ本専門の出版社だった。岡山から東京に出てきて暮らす大学生、山崎の十代最後の夏は実にさえない夏だった。大人の入口で父の挫折を目にし、とまどう青年の宙ぶらりんで曖昧な時を描く青春小説。

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原田宗典(ハラダ・ムネノリ) プロフィール

1959(昭和34)年、東京都生れ。早稲田大学第一文学部卒業。1984年に「おまえと暮らせない」ですばる文学賞佳作。以来小説、エッセイ、戯曲を発表する。主な著書に小説『スメル男』『十九、二十』『平成トム・ソーヤー』、エッセイ『スバラ式世界』『たまげた録』、戯曲『やや黄色い熱を帯びた旅人』、訳書にアルフレッド・テニスン『イノック・アーデン』などがある。

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