猫の神様

東良美季/著
配信開始日: 2007/12/28
価格:660円(税込)
単行本
エッセイ・随筆 ノンフィクション一般 ペット TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ネコノカミサマ
紙書籍ISBN:978-4-10-304231-0
なあ、ぎじゅ、みャ太、お前は俺と出会って幸せだったか――? 出会い、闘病、そして別れ。二匹の猫と、一人の男の、感涙必至の愛と孤独の物語。
「ニャーン」と甘えるように鳴くと、やせ細った猫は別れを告げた。視力を失った左眼から涙がこぼれ、僕を見つめていた右眼から、ゆっくりと光が遠のいていく――。「ぎじゅ太」と「みャ太」。公園で二匹を拾い、二間しかない狭いアパートで毎日を過ごした。まるで夢のように幸せな日々だった。でもあの時間はもう二度と帰っては来ない。あの子たちはきっと猫の神様が一時期だけ僕に預けてくれた子達なんだ。なあ、ぎじゅ、みャ太、お前は俺と出会って幸せだったか――? 出会い、闘病、そして別れ。二匹の猫と、一人の男の、感涙必至の愛と孤独の物語。

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東良美季(トウラ・ミキ) プロフィール

1958年神奈川県生まれ。國學院大學文学部哲学科卒。編集者、グラフィック・デザイナー、アダルトビデオ監督、音楽PVディレクターを経て、現在はライター。著書に『アダルトビデオジェネレーション』(メディアワークス)。

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