スクイズ・プレー(新潮文庫)
新潮文庫
アメリカ文学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:スクイズプレーシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-245119-9
紙書籍ISBN:978-4-10-245119-9
ポール・オースターが別名義で発表していた幻の傑作ハードボイルドが、ついに解禁!
私立探偵マックスが受けた依頼は、元大リーガー、チャップマンからのものだった。キャリアの絶頂時に交通事故で片脚を失い、今は議員候補となった彼に脅迫状が送られてきたのだ。殺意を匂わせる文面から、かつての事故にまで疑いを抱いたマックスは、いつしか底知れぬ人間関係の深淵へ足を踏み入れることになる……。ポール・オースター幻のデビュー作にして正統派ハードボイルド小説の逸品。
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ポール・ベンジャミン(Benjamin,Paul) プロフィール
1947年生れ。米国の作家ポール・オースターの別名義。オースター名義での第一作『孤独の発明』発表以前にこの筆名で『スクイズ・プレー』を執筆。1978年に脱稿したが、ペーパーバック・オリジナルとして刊行されたのは1984年のことで、翌年のアメリカ私立探偵作家クラブ主催シェイマス賞最優秀ペーパーバック賞の候補作となった。
この著者の書籍
田口俊樹(タグチ・トシキ) プロフィール
1950(昭和25)年、奈良市生れ。早稲田大学卒業。ブロックの“マット・スカダー・シリーズ”をはじめ、ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、スミス『チャイルド44(フォーティフォー)』、チャンドラー『長い別れ』、ウィンズロウ『業火の市(まち)』、コーベン『THE MATCH』(共訳)など訳書多数。