ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)

トルーマン・カポーティ/著、 小川高義/訳
配信開始日: 2022/09/28
価格:605円(税込)
新潮文庫
アメリカ文学
作品カナ:ココカラセカイガハジマルトルーマンカポーティショキタンペンシュウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-209509-6
生まれながらの小説家、その原点――。村上春樹が「天才的習作」と称した選集。
差別の激しい土地に生まれ、同性愛者として長じ、「八歳で作家になった」と豪語したという天才はデビュー前から天才だった。ニューヨーク公共図書館が秘蔵する貴重な未刊行作品を厳選した14篇。ホームレス、老女、淋しい子どもなど、社会の外縁にいる者に共感し、仄暗い祝祭へと昇華させるさまは、作家自身の波乱の生涯を予感させる。明晰な声によって物語を彫琢する手腕の原点を堪能できる選集。(解説・村上春樹)

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トルーマン・カポーティ(Capote,Truman) プロフィール

(1924-1984)1924年ニューオーリンズ生まれ。19歳のときに執筆した「ミリアム」でO・ヘンリー賞を受賞。1948年『遠い声、遠い部屋』を刊行し、「早熟の天才」と絶賛を浴びる。著書に『夜の樹』『草の竪琴』『ティファニーで朝食を』『冷血』『叶えられた祈り』など。晩年はアルコールと薬物中毒に苦しみ、1984年に死去。

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小川高義(オガワ・タカヨシ) プロフィール

1956年横浜生れ。東大大学院修士課程修了。翻訳家。『緋文字』(ホーソーン)、『老人と海』(ヘミングウェイ)、『ねじの回転』(ジェイムズ)、『変わったタイプ』(トム・ハンクス)、『ここから世界が始まる トルーマン・カポーティ初期短篇集』(カポーティ)など訳書多数。著書に『翻訳の秘密』がある。

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