舞灯籠―京都上七軒幕末手控え―
単行本
文芸一般
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:マイドウロウキョウトカミシチケンバクマツテビカエ
紙書籍ISBN:978-4-10-300772-2
紙書籍ISBN:978-4-10-300772-2
新撰組隊士、龍馬、会津藩家老……敗れざる敗者に女は魅せられる。これぞ「歴女」の真髄、時代小説の新潮流。
佐幕派と尊攘派、龍馬らが贔屓にし、京の都で最古の歴史と最高の格式を誇る花街、上七軒。大義は一夜にして変わり、往来では血で血を洗うなか、舞妓と芸妓、女たちは、惚れてはならぬ、忘れるしかない男に心惹かれ、身を尽くす。柔肌の熱き血汐を描き、幕末史を塗り替える新鋭女流作家の連作時代小説。
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蜂谷涼(ハチヤ・リョウ) プロフィール
1961(昭和36)年、北海道生まれ。脚本家修業中に小説の道を見出す。1998年『煌浪の岸』で作家デビュー。2008年には『てけれっつのぱ』が劇団文化座によって舞台化され、文化庁芸術祭賞(演劇部門)の大賞を受賞。主な著書に『雪えくぼ』『へび女房』『舞灯籠―京都上七軒幕末手控え―』『夢の浮橋』などがある。