日露戦争―もうひとつの「物語」―(新潮新書)

長山靖生/著
配信開始日: 2011/12/28
価格:660円(税込)
新潮新書
ノンフィクション一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ニチロセンソウモウヒトツノモノガタリシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610049-9
百年前、すでに戦争は娯楽だった!
開国から五十年後、太平洋戦争敗戦の四十年前、近代化の節目に起きた日露戦争は、国家のイメージ戦略が重んじられ、報道が世論形成に大きな役割を果たした、きわめて現代的な戦争だった。政府は「正しい」戦争の宣伝に腐心し、新聞は開戦を煽った。国民は美談に涙し、戦争小説に熱狂した。大国ロシアとの戦争に、国家と国民は、何を考え、どう行動したのか? さまざまな「物語」を通して、日露戦争をとらえ直す。

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長山靖生(ナガヤマ・ヤスオ) プロフィール

1962年茨城県生まれ。鶴見大学大学院歯学研究科修了。評論家、アンソロジスト。近代文学、SF、ミステリー、映画、アニメなど幅広い領域を新たな視点で読み解く。日本SF大賞、日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞(いずれも評論・研究部門)を受賞。著書多数。

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