東電OL症候群(シンドローム)(新潮文庫)

新潮文庫
ノンフィクション一般
社会
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:トウデンオーエルシンドロームシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-131634-5
紙書籍ISBN:978-4-10-131634-5
神様、やってない! まさかの逆転有罪……。司法は危険な迷走をはじめた。待望の続編!
女なら誰しもがもっているんじゃないかしら、そういう堕ちてみたいといった感情を――。『東電OL殺人事件』に自らを投影した女たちの肉声、赤裸に語られた事柄は胸が潰れるほどの真摯な性だった。「逆転有罪」で迷走を続ける法廷、新たに起きる事件。死してなお強い磁力を発するエリートOLの眼差しが、日本社会の闇までをも浮き彫りにする。もはや瞠目するしかない、渾身のルポ。
購入サイト
佐野眞一(サノ・シンイチ) プロフィール

(1947-2022)1947(昭和22)年東京生れ。出版社勤務を経てノンフィクション作家に。主著に、民俗学者・宮本常一と渋沢敬三の交流を描いた『旅する巨人』(大宅賞)、エリートOLの夜の顔と外国人労働者の生活、裁判制度を追究した『東電OL殺人事件』、大杉栄虐殺事件の真相に迫り、通説を大きく覆した『甘粕正彦 乱心の曠野』、『阿片王 満州の夜と霧』『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』『ドキュメント 昭和が終わった日』『鳩山一族 その金脈と血脈』など多数。