検察―破綻した捜査モデル―(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
社会
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作品カナ:ケンサツハタンシタソウサモデルシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610481-7
紙書籍ISBN:978-4-10-610481-7
最強の捜査機関は「時代遅れのガラパゴス」に。記者クラブとの関係、「国策捜査」の深層、不祥事続発の背景まで、検察取材の第一人者が徹底解説。
なぜ検察の不祥事はかくも続いているのか。その背後には、属人的な問題では片付かない「構造問題」が隠れている。司法取引などの手段を擁さないまま、自白を引き出すための「取り調べ」に全力を傾けるという捜査モデルが時代に合わなくなってきたのだ。特捜検事の犯罪が生まれる理由、メディアとの関係、「国策捜査」が行われる事情まで、検察取材経験三十年以上の第一人者が徹底解説。
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村山治(ムラヤマ・オサム) プロフィール
1950年徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1988年、東京社会部記者として「薬害エイズキャンペーン」を手掛け、1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『市場検察』(文藝春秋)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(同)など。