日本小説技術史

渡部直己/著
配信開始日: 2013/03/08
価格:2,992円(税込)
単行本
評論一般 文学論 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ニホンショウセツギジュツシ
紙書籍ISBN:978-4-10-386002-0
小説から技術を抜き去ったら、一体どれほどのものが残るというのだろう?
小説を、個人的な思い込みや既成の風評にしたがって読むのではなく、書かれた文章を徹底的に読み込んだ上で、作家の無意識の領域にまで想像力を馳せていく著者が、馬琴から逍遥、紅葉、二葉亭、鴎外、一葉、藤村、漱石、秋声、芥川、谷崎、横光、尾崎翠たちの代表作を、「技術」の視点から論じた、日本文芸評論の記念碑的大作。

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渡部直己(ワタナベ・ナオミ) プロフィール

1952年東京生れ。早稲田大学文学学術院教授。著書に、『幻影の杼機―泉鏡花論―』(国文社、1983年)『読者生成論―汎フロイディスム批評序説―』(思潮社、1989年)『谷崎潤一郎―擬態の誘惑―』(新潮社、1992年)『日本近代文学と〈差別〉』(太田出版、1994年)『中上健次論―愛しさについて―』(河出書房新社、1996年)『不敬文学論序説』(太田出版、1999年/ちくま学芸文庫、2006年)『かくも繊細なる横暴―日本「六八年」小説論―』(講談社、2003年)『私学的、あまりに私学的な』(ひつじ書房、2010年)など多数。

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