「忠臣蔵」の決算書(新潮新書)

山本博文/著
配信開始日: 2013/05/24
価格:660円(税込)
新潮新書
歴史学 日本史 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:チュウシングラノケッサンショシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610495-4
忠義だけでは首は取れない! 討ち入り費用総額「700両」(約8400万円)一級史料で読み解く、歴史的大事件の深層。
吉良邸討ち入りに費やされた軍資金は「約七百両」──武器購入費から潜伏中の会議費、住居費、飲食費に至るまで、大石内蔵助は、その使途の詳細を記した会計帳簿を遺していた。上野介の首を狙う赤穂浪士の行動を金銭面から裏付ける稀有な記録。それは、浪士たちの揺れる心の動きまでをも、数字によって雄弁に物語っていた。歴史的大事件の深層を一級史料から読み解く。「決算書」=史料『預置候金銀請払帳』を全文載録。

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山本博文(ヤマモト・ヒロフミ) プロフィール

(1957-2020)1957(昭和三十二)年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒、同大学院修了。東京大学史料編纂所教授。専門は近世政治史。新しい江戸時代像を示した『江戸お留守居役の日記』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。『島津義弘の賭け』『「忠臣蔵」の決算書』など著書多数。

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