金魚鉢の夏
単行本
文芸一般
ミステリ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:キンギョバチノナツ
紙書籍ISBN:978-4-10-335891-6
紙書籍ISBN:978-4-10-335891-6
「ジージ、早く解決して温泉行こう!」オーバー還暦捜査員と孫娘が福祉施設の闇に挑む。
社会福祉の大胆な切り捨てで経済大国に返り咲いた近未来の日本。警察の経費削減で捜査を委託された元刑事の幸祐は、孫娘の女子大生・愛芽と共に、老婆の死亡事故が起こった山奥の福祉施設を訪れる。単なる事故死のはずが、閉鎖的でクセのある施設の人々と接するうち幸祐の勘が騒ぎだして……スモールタウン・ミステリの傑作。
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樋口有介(ヒグチ・ユウスケ) プロフィール
群馬県前橋市生まれ。『ぼくと、ぼくらの夏』で第六回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。主な著書に『彼女はたぶん魔法を使う』にはじまる〈柚木草平シリーズ〉、『木野塚探偵事務所だ』の〈木野塚佐平シリーズ〉、時代小説の〈船宿たき川捕物暦シリーズ〉のほか、『風少女』『風の日にララバイ』『ピース』『窓の外は向日葵の畑』『刑事さん、さようなら』『猿の悲しみ』『風景を見る犬』など。