古城の風景I―菅沼の城 奥平の城 松平の城―(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
歴史学
日本史
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:コジョウノフウケイ01スガヌマノシロオクダイラノシロマツダイラノシロシンチョウブンコ
シリーズ名: 古城の風景
紙書籍ISBN:978-4-10-144437-6
シリーズ名: 古城の風景
紙書籍ISBN:978-4-10-144437-6
将兵の勇猛、哀歓、宿運。城址は往事を囁く。古城を巡り、名将たちの事蹟を思う歴史紀行の白眉。
戦国期の古城を巡る作家の眼は、そこに将兵たちの哀歓を見る。大軍相手でも容易に落ちぬ墨守の名将として驍名を馳せた菅沼氏。今川─武田─徳川と臣従し、その勇猛を賞賛された奥平氏。籠城せずに常に城外で決戦した剽悍無類の松平氏。三氏ゆかりの城々を経巡り、高潔達意の名文で、その豊穣な思念と鋭敏な歴史観を縦横に記した白眉の城塞紀行。単行本1、2巻を合本して文庫化。
購入サイト
宮城谷昌光(ミヤギタニ・マサミツ) プロフィール
1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、2001年、『子産』で吉川英治文学賞を、2004年、菊池寛賞を、2016年、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、2006年に紫綬褒章、2016年には旭日小綬章を受章。『晏子』『楽毅』『管仲』『香乱記』『青雲はるかに』『新三河物語』『三国志』『草原の風』『呉漢』『孔丘』『公孫龍』『諸葛亮』等著書多数。