古城の風景III―北条の城 北条水軍の城―(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
歴史学
日本史
作品カナ:コジョウノフウケイ03ホウジョウノシロホウジョウスイグンノシロシンチョウブンコ
シリーズ名: 古城の風景
紙書籍ISBN:978-4-10-144439-0
シリーズ名: 古城の風景
紙書籍ISBN:978-4-10-144439-0
城だけが知っているその悲憤。『新三河物語』『風は山河より』等、戦国歴史小説が何倍も面白くなる究極の副読本。
戦国期の古城を思う作家の眼は、そこに将卒たちの衷心を見る。戦国の世を切り開いた快男児北条早雲ゆかりの城。今川、北条、上杉、大久保等々つわものどもの悲憤や慨歎を今に伝える城。徳川と武田の激闘と慟哭を刻む城など、遠江、伊豆、相模の主要な城址を廻り、通暁暢達の文体で、その無尽の想見と広博な歴史観を明晰に写す、珠玉の城塞紀行。単行本5、6巻を合本して文庫化。
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宮城谷昌光(ミヤギタニ・マサミツ) プロフィール
1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、2001年、『子産』で吉川英治文学賞を、2004年、菊池寛賞を、2016年、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、2006年に紫綬褒章、2016年には旭日小綬章を受章。『晏子』『楽毅』『管仲』『香乱記』『青雲はるかに』『新三河物語』『三国志』『草原の風』『呉漢』『孔丘』『公孫龍』『諸葛亮』等著書多数。