戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―(新潮選書)

新潮選書
歴史学
日本史
作品カナ:センソウノニホンチュウセイシゲコクジョウハホントウニアッタノカシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603739-9
紙書籍ISBN:978-4-10-603739-9
源平合戦から応仁の乱まで、中世の二百年間ほど「死」が身近な時代はなかった――。
手柄より死を恐れた武士たち、悪人ばかりではなかった「悪党」、武家より勇ましいお公家さん、戦時立法だった一揆契状……「下剋上」の歴史観ばかりにとらわれず、今一度、史料をひもとき、現代の私たちの視点で捉え直してみれば、「戦争の時代」を生きた等身大の彼らの姿が見えてくる。注目の若手研究者が描く真の中世像。
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呉座勇一(ゴザ・ユウイチ) プロフィール

1980年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)学位取得。日本中世史専攻。現在、東京大学大学院人文社会系研究科研究員。著書に『一揆の原理―日本中世の一揆から現代のSNSまで』。