命をつなげ―東日本大震災、大動脈復旧への戦い―(新潮文庫)
新潮文庫
ノンフィクション一般
社会
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:イノチヲツナゲヒガシニホンダイシンサイダイドウミャクフッキュウヘノタタカイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-126281-9
紙書籍ISBN:978-4-10-126281-9
この道を通さなければ被災者は救えない。命を賭して早期復旧に従事した人々の熱き物語。
宮城県仙台市から青森県青森市まで。雄大なリアス式海岸に沿って走る国道45号線は「命の道」と呼ばれている。あの日、3月11日に襲った津波により国道は壊滅状態に。この道を開かなければ救助も救援もできない。度重なる余震。あるいは自らの命を失うかもしれない。けれど「やるしかねえよな」――。道路の復旧にかけた人々の高き矜持を描くノンフィクション。『命をつないだ道』改題。
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稲泉連(イナイズミ・レン) プロフィール
1979(昭和54)年、東京生れ。早稲田大学第二文学部卒。2005年『ぼくもいくさに征くのだけれど一竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で第36回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。他の著書に『宇宙から帰ってきた日本人一日本人宇宙飛行士全12人の証言』(文藝春秋)、『アナザー1964 パラリンピック序章』(小学館)、『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『ドキュメント豪雨災害一そのとき人は何を見るか』(岩波新書)などがある。