噂の女(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ドラマ・映画・アニメ関連
作品カナ:ウワサノオンナシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-134472-0
紙書籍ISBN:978-4-10-134472-0
男たちを虜にしながらのし上がってゆく“毒婦”ミユキ。愛と欲望のエンタテインメント!
「侮(あなど)ったら、それが恐ろしい女で」。高校までは、ごく地味。短大時代に潜在能力を開花させる。手練手管と肉体を使い、事務員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がった、糸井美幸。彼女の道行きにはいつも黒い噂がつきまとい――。その街では毎夜、男女の愛と欲望が渦巻いていた。ダークネスと悲哀、笑いが弾ける、ノンストップ・エンタテインメント!
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奥田英朗(オクダ・ヒデオ) プロフィール
1959(昭和34)年、岐阜県生れ。プランナー、コピーライター、構成作家などを経験したのちに、1997(平成9)年『ウランバーナの森』で作家としてデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞を、2004年『空中ブランコ』で直木賞を受賞する。2007年『家日和』で柴田錬三郎賞を、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した。『最悪』『マドンナ』『イン・ザ・プール』『東京物語』『サウスバウンド』『ララピポ』『噂の女』『沈黙の町で』『向田理髪店』『罪の轍』『コロナと潜水服』『リバー』など著書多数。『延長戦に入りました』『野球の国』『泳いで帰れ』『港町食堂』などのエッセイでも人気を博す。