蛍の森(新潮文庫)

石井光太/著
配信開始日: 2016/10/21
価格:869円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ
作品カナ:ホタルノモリシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-132536-1
人間の狂気が、恨みを増幅して暴れ出す――。ハンセン病差別の闇をえぐる慟哭の長編小説。
ある者は朝食を用意している最中に、或いは風呂を沸かしたまま、忽然と姿を消した。四国山間部の集落で発生した老人の連続失踪事件。重要参考人となった父に真相を質すべく現地に赴いた医師は、村人が隠蔽する陰惨な事件に辿り着く。奇妙な風習に囚われた村で起る凶事。理不尽な差別が横行した60年前の狂気が、恨みを増幅して暴れ出す――。ハンセン病差別の闇を抉る慟哭の長編小説。

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石井光太(イシイ・コウタ) プロフィール

1977(昭和52)年、東京生れ。2021(令和3)年『こどもホスピスの奇跡』で新潮ドキュメント賞を受賞。主な著書に『遺体 震災、津波の果てに』『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』などがある。また『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える』など児童書も多い。

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