経済学者たちの日米開戦―秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く―(新潮選書)
新潮選書
日本史
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作品カナ:ケイザイガクシャタチノニチベイカイセンアキマルキカンマボロシノホウコクショノナゾヲトクシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603828-0
紙書籍ISBN:978-4-10-603828-0
新資料が明かす「痛恨の逆説」。
有沢広巳ら一流経済学者を擁する陸軍の頭脳集団「秋丸機関」が、日米の経済抗戦力の巨大な格差を分析した報告書を作成していたにもかかわらず、なぜ対米開戦を防げなかったのか。「正確な情報」が「無謀な意思決定」につながっていく歴史の逆説を、焼却されたはずの秘密報告書から克明に解き明かす。瞠目の開戦秘史。
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牧野邦昭(マキノ・クニアキ) プロフィール
1977年生まれ。東京大学経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。2018年5月現在、摂南大学経済学部准教授。専攻は近代日本経済思想史。著書に『戦時下の経済学者』(中公叢書、第32回石橋湛山賞受賞)、『柴田敬―資本主義の超克を目指して(評伝・日本の経済思想)』(日本経済評論社)。共著に『昭和史講義―最新研究で見る戦争への道』(ちくま新書)など。