これはペンです(新潮文庫)

円城塔/著
配信開始日: 2019/01/25
価格:506円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:コレハペンデスシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125771-6
文字となった「叔父」は様々に姿を変えた。タイプボールに、そしてABCの磁石に――。『屍者の帝国』(共著)『道化師の蝶』円城塔のマスターピース。芥川賞選考会を二分した問題作!
叔父は文字だ。文字通り。文章自動生成プログラムの開発で莫大な富を得たらしい叔父から、大学生の姪に次々届く不思議な手紙。それは肉筆だけでなく、文字を刻んだ磁石やタイプボール、DNA配列として現れた――。言葉とメッセージの根源に迫る表題作と、脳内の巨大仮想都市に人生を封じこめた父の肖像「良い夜を持っている」。科学と奇想、思想と情感が織りなす魅惑の物語。

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円城塔(エンジョウ・トウ) プロフィール

1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞を受賞してデビュー。2010年『烏有此譚』で第32回野間文芸新人賞、2012年「道化師の蝶」で第146回芥川龍之介賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)で第33回日本SF大賞特別賞、2013年同作で第44回星雲賞日本長編部門、2017年「文字渦」で第43回川端康成文学賞、2019年『文字渦』で第39回日本SF大賞、2025年『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』で第76回読売文学賞をそれぞれ受賞。他の作品に『ムーンシャイン』『プロローグ』『エピローグ』などがある。

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