ベルサイユのゆり―マリー・アントワネットの花籠―(新潮文庫nex)

新潮文庫nex
ライトノベル
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ベルサイユノユリマリーアントワネットノハナカゴシンチョウブンコネックス
紙書籍ISBN:978-4-10-180165-0
紙書籍ISBN:978-4-10-180165-0
ばらが好き。でも、ゆりはもーっと好き
まさか、わたくしの姿がお見えになるんですの? 2018年12月28日、ひとりのパリ旅行者が知らない女から声を掛けられる。女の名は、ランバル公妃。フランス革命で虐殺された、マリー・アントワネットの女官長だった。王妃への強い思いゆえ亡霊となった彼女は語り始める。王妃を愛し、王妃に愛された女人たちのことを――。世界中から嫌われた王妃を過剰な愛で綴る、究極の百合文学!
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吉川トリコ(ヨシカワ・トリコ) プロフィール

1977年生まれ。名古屋市在住。2004年「ねむりひめ」で「女による女のためのR-18文学賞」第3回大賞および読者賞を受賞。同年、同作が入った短編集『しゃぼん』にてデビュー。2021年エッセイ「流産あるあるすごく言いたい」(『おんなのじかん』所収)で第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞。2022年『余命一年、男をかう』が第28回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に「マリー・アントワネットの日記」シリーズ、『夢で逢えたら』『流れる星をつかまえに』『あわのまにまに』『コンビニエンス・ラブ』などがある。